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K-Tsuru Projector Lift

Niseko, Hokkaido


THE STORY

Introduction

お客様のご要望は、生活空間を損なわない、控えめでありながら高品質なホームシアターを導入することでした。美観が最優先事項であり、室内はすべて黒で統一され、取り付けた機器は、使用していないときには完全に隠れるようにする必要がありました。

プロジェクトの初期段階から目指すビジョンは明確で、機能性とデザイン性のバランスの取れた天井埋め込み型スピーカーと、隠されたプロジェクターを違和感なく一体化させることでした。

このプロジェクトは、綿密な計画、課題解決力、そして細部へのこだわりが合わさることで、どれほどのことが実現可能になるかを示しています。施工上のさまざまな課題を乗り越えながら、シームレスな仕上がりを実現できたこの事例は、お客様のアイデアをかたちにする当社の舞台裏での取り組みをよく表しています。

SYSTEM DETAILS

The System

本プロジェクトでは、Future Automation社製のモーター式プロジェクターリフトを採用し、空間デザインに溶け込むよう特注で塗装を施し、ブラックで仕上げました。BenQ製の4Kプロジェクター(明るさ3300ルーメン)は、日中でも鮮明な映像を映し出し、内蔵のAndroid TVによりNetflixやYouTubeなどのアプリにも簡単にアクセスできます。プロジェクターの電源を入れると自動的にリフトが降下するなど、操作もすべて自動化されており、ストレスフリーな視聴体験を実現しています。

音響面では、Sonos製オーディオシステムとTriadの天井埋め込み型スピーカーを組み合わせ、臨場感あふれるサウンドを実現しました。映画鑑賞だけでなく、他の部屋のSonosスピーカーとも連携して音楽再生ができるなど、住宅全体でシームレスに音を楽しむことができます。

使用機器リスト

  • Future Automation Projector Lift
  • BenQ 4K Projector
  • Built-in Android TV
  • Sonos Amp
  • Triad In-Ceiling Speakers

BEHIND THE SCENES

CONSTRUCTION

クライアントは建築段階でプロジェクターリフトの導入を希望されていたものの、「日本では難しい」「不可能に近い」と言われて断念されていたそうです。

既存の構造に合わせて作業を行うのは決して簡単ではなく、本プロジェクトでも多くの課題がありました。天井にリフト設置のための十分なスペースを確保しつつ、スクリーンサイズに対して適切な投影距離も保たなければなりませんでした。

施工中、天井裏にある水道管がリフトの設置位置に干渉することが判明しました。そのため最終的な外観はそのままに、且つ映像品質やスクリーンサイズにも影響を与えないよう、慎重な調整が必要でした。

作業中は、木製フローリングを保護し、ホコリを最小限に抑えて部屋を清潔に保つことにも細心の注意を払いました。必要に応じてカットした木材や石膏ボードは、周囲と色を合わせて補正。天井のスラット全体も塗り直して、仕上がりが自然になるようにしています。

また、プロジェクターリフトを完全に隠すために、リフトの底面に天井スラットを正確にカットして取り付けました。スラットの位置合わせは、見た目以上に精度が求められる作業でした。リフトが問題なく閉じ切るための隙間は確保しつつ、それが目立たないよう、ミリ単位での調整が必要でした。簡単な作業ではありませんでしたが、仕上がりを見れば、その努力が伝わるのではないかと思います。

Gallery

Home Cinema
Design Service

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